スケール防止剤 (液体/フレーク/パウダー/高温用)
100%食品添加物構成 業務用
容量 液体20kg フレーク 10kg 20kg
パウダー 10kg 25kg
【用途】
  • ◆源泉ポンプ、インペラー、送湯管、濾過材、連通管、浴槽、オーバーブロー部分、浴場内床、配水管に蓄積する各種カルシュウムの蓄積防止
  • ◆鉄イオンによる錆水の防止
  • ◆Mn・mgの蓄積防止
【商品案内】
本品は温泉に含有する陽イオン物質に対しての封鎖作用が、スケール防止効果となります。
縮合リン酸塩の中から特にカルシュウムイオンに対し、もっとも封鎖能が高く、安全な物(食品添加物)で構成致しました。
Caイオン封鎖作用とは、多価陽イオンと、対比する負電解に対して、陰イオン系縮合リン酸塩がブリッジを形成して、カルシュウムイオンを封鎖します。従いましてCa+炭酸泉、Ca+炭酸ガスとの化合(スケール化)を防ぎ、炭酸Caの生成を封鎖致します。硫酸泉では硫化カルシュウムのスケール化を封鎖致します。
この作用はスケール防止と硬水軟水化作用として飲料水にも用いられております。
※上記の作用は温泉分析表の成分及び効能に全く影響ございません。

◇安全性
本品の原料は100%食品添加物で構成され多くの食品に用いられております。


【スケール防止剤テスト方法】  テスト期間 激しく付着する温泉施設で30日 
                         注:予め一部分スケール洗浄してから比較して下さい

 1,薬注ポンプ注入(粘性液体)    塩素剤を注入する薬注ポンプ、薬液タンクの設置でOKです
  注入箇所・・・・・源泉井戸、送湯管、貯湯槽、浴槽の何れかより注入
  電源・・・・・・・・・源泉井戸、送湯管、貯湯槽より注入の場合は源泉ポンプの電源と直結が合理的です
  注入量(原液)・・揚湯量1000リットルに対し約30グラム注入して下さい
  水での希釈・・・・上記数値に比例して下さい
  (例本品20sに対し水20Lで希釈した場合、揚湯量1000Lに対し60g若しくは60ccを注入して下さい)

 2,直接投入  (フレーク・パウダー)
  浴槽若しくは貯湯槽に直接投入して下さい
  必要量・・・・・・浴槽水1tに対し10〜20gバラ捲いて下さい
  回数・・・・・・・・1日1回   垂れ流しの場合は薬注ポンプを使用して下さい   液体を使用

※テスト中は濾過砂の固結、オーバーブロー部分、浴場床面、配管等、使用前とのスケール蓄積状態を比較して下さい
※遊離残留物質のメタ珪酸には効果が御座いません (陽イオンで無い為)
※必要量は本品、浴槽水での残留と、他の陽イオン物質との、封鎖作用消費も+−として考慮して下さい

化学的性質 原液 PH5.1 フレーク1%水溶液 中性 PH6.8 比重 1.7 形状 薄緑色粘性液体
反応性、分解性 塩素剤と混触可 酸、アルカリ泉可 高温泉、海水可 幾分増量
高温度による分解 70℃=70時間後=75%残留OK
高温度による分解 100℃=10時間後に消失=35%トリメタ塩+55%オルト塩に分解する


※80℃〜270℃の源泉には高温用「PH210」がございます(工業用)高温泉、蒸気泉、ボイラー等に対応

【取扱い上の注意】

 本品は危険な薬剤ではございませんが取扱いの際は以下の点に注意して下さい。
  
パウダー&フレーク品を取扱い時は炊事用手袋、保護眼鏡を御使用下さい。
  粉塵が、眼、鼻、喉等に触れますと粘膜を刺激する事があります。
  液体は素手で扱えますがベタ付きますので炊事用手袋を御使用下さい。
  パウダー&フレーク品は吸湿性が有りますので湿気に注意し、必ず密栓、保管して下さい。


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